名古屋で起こして

ズ/ス/ク備忘録

17/05/14放送 #137 

○OP
瀧:お便り、みんちゃん! 『大阪から聴いてます。今年はライブに行きたいと思ってます。大阪にもぜひ来てください』
ち:大阪やったときもあったよね。
瀧:やっぱりね、大阪でウケてもくれましたけど……流れ星ね、どーもね大阪苦手意識があるんですよね……
ち:全然笑ってくれるし、ニコニコもしてくれるんだけど……なんだろうむかーしね……
瀧:うーーん
ち:大阪の女子高生だけが審査員のお笑いの大会が大阪であったんですよ。それで大阪の芸人はもちろん、東京の芸人もみんな夜行バス乗って。いざ大会に出たんだけど。
瀧:みんな東京で面白い芸人さんたちですよ。結局ね、決勝まで残ったのが俺らとサンドウィッチマンさんたちだけで。あとは大阪の芸人さんたちで。みんなボタンみたいなの持ってて、押して点数で決めるんですよね。
ち:俺らがね、ドベから2番目。で、ドベはサンドウィッチマンさんだったんだよね。で、その年のM-1で確かサンドウィッチマンさん優勝してるんですよ。
瀧:しかもドベになったときのネタで。それを我々は目の当たりにしてるんですよ。
ち:なんだろうなあ……そのころ俺らは噂に聞いてたけど、関西弁以外はお笑いじゃない、みたいなのがすごくあって。すごく感じて。で、今はたぶんそれがだいぶ緩くなって来たと思うんよね。
瀧:うーーん、だからその時の思いがすごく強いよね。
ち:ちょっとトラウマになっちゃってるもんね。
瀧:カッコ悪いのは、サンドウィッチマンさんはそのあとM-1で優勝したけど僕らはM-1なんにも引っかからなかったですからね。そのまんま終わるっていう。
ち:そうね。しかもサンドさんはそのあとも大阪で単独とかやってますからね。だから俺らも1回大阪でやりたいんだけど。今回は大阪は行かないけど、来年やるとは言わんけど、来年京都あたりから慣れさして。
瀧:みんちゃんはもちろん僕らのこと好きだと思うけど、大阪の人もこんだけ流れ星好きですよ!って言ってほしい。そしたら俺らも動きやすくなると思う。
ち:ほんと~? あのときの大阪じゃない~?って。
瀧:ほんとに? なった?って。まだちょっと若干信じられないとこがあるので、大阪の人流れ星ウェルカムですよ!って言うのを表現してほしい。
ち:流れ星待ちですよ!って。
瀧:流れ星待ちですねん!って。言ってください。
ち:関西弁じゃなくてもちゃんとネタ見るよって。
瀧:そんで、俺らも誤解してたなって言いたいしね。
ち:なんかね、関西の、大阪の人達からすると東京の人たちってなあに? 気取ってて……みたいな感じかもしれないけど。大阪の仲いい芸人とかがみんな言ってるよ、東京勘違いしてたって。 
2人:ふふふふwwww
瀧:あっそう? ただこんだけ大阪の事言ってますけど、僕も美容学校時代、大阪に1年住んでたじゃないですか。で、大阪の友達もね、何人かで喋ってると、僕もですけどちょっと勘違いするんですよ。岐阜から見ても東京って、ちょっとすましてる感じがするじゃないですか。
ち:なんかね。オネエ言葉に聞こえるんだよね。○○だよね~みたいなのが。
瀧:○○じゃん~みたいなのが。完全にカッコつけてるように聞こえるわけじゃん。じゃんって言っちゃってますけど笑
ち:そうねww
瀧:それで大阪の友達に東京行ってお笑いやるみたいなことを言ったら「大丈夫か!? 東京気ぃつけやー!」「渋谷とか気ぃつけや!」とか言われて、だから俺最初、渋谷怖くて行けれんかったもん。今思うと大阪の方がよっぽど治安悪かったよねww
ち:ははははwwww
瀧:という感じで、大阪住んでると、ちょっと東京もんに対してのイメージが。
ち:なんかもう都市伝説みたいになってるからね。
瀧:そう、だからちょっとね、みんちゃんはちょっとそういうのは誤解だよってアピールして。
ち:なんだろう大阪の人も笑ってくれたんだけど、なんかそれがちょっと引っかかっちゃってるっていう。ちょっと怖いんだよね。ちょっとトラウマみたいなのがあるんだわ。


○ギャグの時間
ち:生徒名、コッペパン。『僕の名前はアリガユウダイといいます』生徒名とか関係なくなっちゃってるwww 『突然ですが僕の自己紹介ギャグを作ってください』
瀧:ネタばらし早いですねww いいんですか笑
ち:『ちなみに僕は色黒、背は小さめですが態度はでかく先生によく怒られています。最近は怒られ慣れているので心の中では余裕です』
瀧:サザエさんのカツオみたいな感じかな。でもいい名前だね。
ち:簡単です! 瀧上って生徒がいるとして……「瀧上! いつも僕のことを笑ってくれてありがゆうだい!」 怒られたときも先生に「怒ってくれてありがゆうだい!」 良い名前ですからね。ありがとうも良い言葉だし。
瀧:ただ反省してないって風にとられそうだけどね笑
(動きを考える2人。表情は? ゆうだいって顔か……とびっきりの笑顔で)
瀧:舌べらペロッてやったけどやるんですか?
ち:やるっ 
瀧:どんどん変わって来てますけど……


○あなたの街の瀧上さん
ち:最近天然過ぎて俺の事を瀧上と呼ぶようになりましたね。「おい! 瀧上!」って。
瀧:まあそれは……

ち:茶太郎。『友人の発言です。パンを食べてた友人が「シールいる?」と聞いてきたので「なんの?」と返すと「パンの皿祭りのやつ」と言ってました。たぶんあのことだなあと思いました』
瀧:ヤマザキ春のパン祭りのことですね。これズレるんですよね。
ち:天然の中にズレるっていう技があるんですか?
瀧:これねえ、またちょっと違うけど、無くしっていうテクニックってのがあって。
ち:天然って、テクニックでやってるんですか?
瀧:無くし。こないだイベント行ってきまして、でー、そのイベントでね、よくショッピングモールみたいなとこでやるじゃないですか。ツカミに「流れ星知ってる人ー!」って手挙げてもらって。で挙げてない人もいるじゃないですか。その人に「じゃあ知らない人は名前だけでも覚えて帰ってくださいねー」って言おうとして「じゃあ知らない人は帰ってくださいねー」って言っちゃいました。
ち:すごい冷酷なこと言ってましたね。なるほど。無くし? じゃあこのズレ?ってのはなかなかいい天然?
瀧:あるあるですよこれは。あるある。いい天然。
ち:じゃあ茶太郎さんの友達ですね。1瀧上。
瀧:そんな単位あるんすか? あった?
ち:今作りました。また忘れたら言わないかもしれません。じゃあ次、ザキさん。『このあいだ姉妹で岐阜県に旅行に行きました。そのときに下呂で小川屋さんの温泉に入ろうとなり、エレベーターに乗りました。エレベーターがとても静かだったので優秀やなと言っていたのですが、ボタンを押していなかったので単に動いていないだけでした。姉妹そろって天然ですか?』
瀧:これはね。ポイント高いですね。小川屋ってのもいいですね。僕も行ったことありますから画が浮かびました。だってあれやおね、ちゅうえんちの向かいの美容室のおばちゃんがいるとこでしょ?
ち:それちがう。それ木曽屋。
瀧:あっ木曽屋か。勘違いしとった! ははははwwww 
ち:今いい天然ですねww
瀧:今の1瀧上ですねww いま俺ずっと小川屋だと思ってエレベーター思い浮かべながらほくそ笑んでましたけど、あれ木曽屋だったんですねwww いい天然のお手本。
ち:あっ、お手本の天然見せてくれてたんですね。乗ったことのないエレベーター思い浮かべながらあれでしょって言ってるときから、は?って思ってましたよ。でも俺もこれ一回やったことあるんですけど、一回押したつもりが反応しないことがあるじゃないですか。で、エレベーター乗ってるときって上の階数表示みるでしょ。あれって見てるようでただ上のとこをぼーっと見てるだけなんですよ。1がずっと点いててようやく気付いたってのがありましたね。
瀧:これね、えらいのがね「優秀やな」って思ってるとこね。タチ悪いのがだいぶ気付かなかったと思うんですよ。エレベーターを疑わずに全幅の信頼を置いてるわけですよ。心が綺麗。
ち:こんだけ静かなエレベーター素晴らしい。おあとがよろしいようで。
瀧:素晴らしい。心が綺麗。
ち:心が綺麗。1わさび。
瀧:笑 単位変わってんじゃねえか。
ち:もう1個いきます?
瀧:もう1個いけない! 終わります。
ち:www急に終わったww さびしい笑 流れ星のこと知らない人帰ってくださいね、くらい冷徹だった。
瀧:急に終わります。
ち:なんだよノッてきたのにさびし~
瀧:ごめんね! 以上でした。
ち:お前みたいなおばちゃん駄菓子屋におったわ。
瀧:ごめんね!


○お悩み相談室
瀧:愛知県きゅんきゅん。『意見を聞きたいです。瀧上さんが、以前人見知りは甘え!みたいなことを仰ってましたよね(#125)そんなことないし!と思ってたのですが、日に日にその通りだなあとも考えています。最近私は無意識のうちに尊敬されたい、よく思われたい!という気持ちからええかっこしいをしてしまいます。自己嫌悪が止まりません。自然体で生きていきたいので何か解決やアドバイスをしてください』
ち:分かっててもやめられないのね。
瀧:これはねー、大人でもねー、分かってても止まんないんですよ。僕も独身の頃、合コンとか行ったときにすっげーおしゃれしてくの。洋服もタンスに入ってる一番お気に入りのたっかいブランドとか、たっかいシルバーアクセとか。髪の毛もワックスで遊ばせて。
ち:してたねえ。
瀧:まあ髪の毛は今も遊ばせてますけど……。でね、最近服にお金使わなくなったんですよ。なんでだろって思ったんですけど、私生活が充実してきたからなんですよ。THE MANZAI 2013年決勝行ってからお仕事貰うようになったでしょ。それまでは自分に自信が無いから、そうやって着飾って自分を大きく見せようと必死だったんだよね。クジャクの羽みたいなもんさ笑 昔の俺のクジャクの羽はウォレットチェーンとかブランドの服とかだったりしてたのよ。でも今の俺のクジャクの羽は、仕事の忙しさとかそういうことに直結してったんだよね。だから、なんだろうあのー、服とかでアピールしなくても、流れ星という存在が世間に認められれば認められるほど全然アピールする必要がねえなと無意識のうちに思ってったのよ。(優しい恰好をしだした上さんの話 #68)
ち:いやいやそれはね、昔から瀧上のこと知ってる俺らとか同期とかはやっぱクジャクの羽広げた瀧上が好きなんだよね。単純にちょっとちっちゃい鳥になっちゃったんだよね。
瀧:あははははwwwww羽がむしられて?笑
ち:嘘でもやっぱスーツびしっと決めて欲しいし、髪の毛ワックスで遊ばせてて欲しいし、髪茶色くしてて欲しいし片手に赤ワイン持っててもらいたい。
瀧:それはね、大竹まことさんにも言われた。大竹さんのラジオ行ったら「お前はラジオブース来た時美女2人はべらせて来い」って。
ち:やっぱあの頃の瀧上が面白かったよね。
瀧:まあでもちゅうえいさんちょっと話ズレましたけど、俺は今ちょっと羽のないクジャクですけど、きゅんきゅんはクジャクの羽をどうやったら広げられるか、どうやったら見てもらえるかが今重要になってると思うの。なんかね、まずはその羽を広げる資格を身に付けるというか、羽をね自分で作る作業だよね。尊敬されたいなら、何をして尊敬されるか?っていう。鳥は異性に対するセックスアピールっていうのかな? 人間はそのやり方が様々じゃん、どこで自分はモテたいかっていうか尊敬されたいかっていうか……それをね、ええかっこしたいっていう……
ち:たぶんシンプルに、尊敬されたい!と思ってると尊敬されないと思う。普通にありのままで生きてたら、してくれる人はしてくれるし。
瀧:ええかっこしいってバレたときに一番思われたくないであろう『カッコ悪い』に直結しちゃうんだよね。だから、きゅんきゅんが望んでる結末には絶対になんないんだよね。
ち:尊敬されたいっていう結末とは一番遠いとこに行っちゃってるんだよね。
瀧:あと、気付いてないから上手くやり過ごしたみたいなことがあるかもしれないけど、20年後にバレたりするからね。だからええかっこしいやるなら一生死ぬまでやり通さないと無理なんだよ。でもそれも出来ないから。
ち:分かってるのにやめられないっていうのは、やり始めちゃったからだよね。だからまず一回は止めることじゃないかなあ。
瀧:止めて、大変だと思うけど、認める作業だよね。自分はそれくらいの人間なんだって認めてからが強くなるんだと思うんだよねえ。俺らもそうじゃん。最初M-1グランプリとかでさ、カッコつけてセンス溢れるみたいなネタをやってたけどさ、全然ダメで。俺らにはこれが限界なんだ、違うことをやろうと認めてからギャグ漫才をやり始めたしね。
ち:あと、結果それが俺たちの出来る一番自然体だったしね。自然体になるってのは瀧上が言ったように認めるってことなのかもね。
瀧:だから、「ゴメン! 私ええかっこしいなんだ」って言っちゃうとかね。そしたら周りからイジられるようになったりとか。
ち:かわいいしね。多分いま認めてないから、イジられてもないだろうしね。
瀧:イジられて良かった!ってなるよ。尊敬されたいとか思わず、イジられてると、えらいよねーあんだけイジられてもすごいよねーって尊敬され出すんだよ。というわけで、イジられるようにやってみてください。


○ED
瀧:あっという間ですからこのまま終わりましょうか。
ち:いい話だったんじゃないですか?
瀧:またこうなりましたってお話聞かせて貰えれば嬉しいですね。